勉強でも何でも、実力をつけるために最も大切な原則は「習慣化する」ということです。
習慣化をさせるためには最初にすごい労力がかかりますが、一度習慣化をすると、それほど労力をかけずに続けることができます。
ケネディ大統領がアポロ計画を発表し、アポロ11号がはじめて月面着陸に成功したときの話です。
ロケットが上昇する最初の数分間、数キロで必要としたエネルギーは、それからの数日間、約70万キロに及ぶ旅をするために使用したエネルギーをはるかに上回るものでした。
ロケットを打ち上げる際の最大の難関は、大気圏を抜けることです。
大気圏を抜けるのには膨大なエネルギーが必要です。
それは重力が地上に引き戻そうとするからです。
しかし、いったん宇宙空間に出てしまえば、重力の法則から解放され、少ないエネルギーで進むことが可能になります。
それと同じように、習慣化をする際にも、きわめて習慣化をはばむ強い引力が働きます。
人間の脳というのは変化を嫌うので、いつもとは違うことをしようとすると、最初に猛烈な力が働いてそれをやめさせようとします。
一般的に、習慣が定着するまでには30日間かかると言われています。
30日間の間、様々な誘惑を断ち切って続けることができれば、今度は脳にとって続けていること自体が平常な状態になってきます。
習慣化をはばむために最も大きな力反発する力がかかるのは3日目と2週間目です。
ですから、ここで踏ん張ることができるかが、受験に向けての大きな関門であるということです。
ロケットに限らず、物理学的に「最初」が一番エネルギーがかかります。
「自転車」も漕ぎ始めるときに最も大きな力が必要です。
一度スピードがついてしまうとほとんど力をかけずに乗ることができます。
これは自転車を漕いだことのある人であれば誰もが実感できることではないでしょうか。
「自動車」も発進時に消費するガソリンの割合が一番多く、逆に言うと一度走り始めてしまうと、走行時のガソリン消費はそれほどないのです。
学習習慣を定着させ、一定のサイクルをつくるのに今が一番大切な時期です。
実力がつくか、つかないかは「習慣化できたか、できないか」とイコールです。
最初の授業ではガイダンスがあり、各教科の勉強方法についての話があったと思います。
各教科のガイダンスの内容をもう一度思い出し、どのようなサイクルで勉強していけばよいのかを考え、それを習慣として定着させていきましょう。