勉強をしなければならないのは分かっている。でも、どうしてもやる気が出ない。
そのような経験はないでしょうか。すいぶん前に、ある塾が「やる気スイッチ」なるテレビコマーシャルを流していました。講師がスイッチを探し出し、そのスイッチを入れたとたんに猛然と勉強を始めるといった内容でしたが、そんなスイッチが本当にあるのでしょうか?
意外なことですが、やる気スイッチはわざわざ探さなくても、脳の中に本当にあります。
脳の真ん中に「側坐核」と呼ばれる2mmほどの器官が左右ひとつずつあり、この器官がやる気スイッチの役割を果たしています。
ここが活動して脳内物質を分泌することにより、やる気が出るようになるのです。
脳の奥にある器官なので触れることはできませんし、側坐核に活動を促すような刺激を外から与えることもできません。
どうすればこの側坐核が活発に働き、やる気が出るようになるのでしょうか。
その答えはたった一つ、「行動を起こすこと」です。
脳の側坐核は行動を起こすことにより興奮し、活発に動き出すようになっています。
そしてやる気が出るようになるのです。これは「作業興奮」と呼ばれます。
つまり、「やる気が出る」→「始める」の順番ではなく、「始める」→「やる気が出る」という順番です。
やる気が起きるのを待っていたとすれば、いつまで経っても勉強を始めることはできません。
やる気が起きなくても、とにかく行動に移しましょう。問題集や教科書を開き、手を動かして問題を解きましょう。
このように勉強という作業を始めることにより、側坐核が刺激されて活発に働きだし、勉強のやる気が出るのです。
そして一度側坐核が活動を始めると、どんどんやる気が出てきて、良い循環が始まるのです。
勉強しなければと思っているのにやる気が起こらないことを悩む必要はありません。
ほとんどの人が、最初はやる気がでていないはずです。
やる気が出なくても、毎日必ず勉強という行動を起こしましょう。
1日の最初に、やりにくい教科を持ってくると始めにくいので、一番好きな教科、やりやすい内容から始めて構いません。
それから、勉強を始めるためのきっかけを、自分で決めましょう。
時間をきっかけにするのも一つの方法です。
毎日勉強を始める時間を決め、その時間が来たら、言い訳を考えず、「今日は特別」といった考えを捨て、とにかく勉強を始めるようにしましょう。
ほんの一歩行動を起こすだけで、「やる気」は引き出され、最初に感じていた嫌な気持ちが軽くなっていきます。
そして、調子よく勉強が進んでいる感覚によってストレスが軽減されます。
そしてやればやるほど脳が刺激されて、やる気が増し、プラスの方向に進むようになるのです。
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