面談をしていてよく話題にあがることについてです。
「受験生の悩み」第1位は何だと思いますか?
正解は・・・
「苦手科目をどのように克服するべきか」です。
これは勉強に関する様々な悩みの中で、ダントツの第1位です。
そこで、苦手科目を克服するための3つの方法を紹介します。
①オブラート作戦
オブラートとは、そのままでは飲みづらい苦い薬などを飲むときに使用するデンプンからつくられた薄い膜のことを言います。
小さい頃、薬を飲むのに使ったことがある人もいるかもしれません。
苦手科目は、どうしても後回しになってしまいます。
今日も一日、苦手科目に手をつけられなかったということが続くと、ますます苦手になっていくという悪循環が起こります。
また、苦手科目を長時間やろうと思うと、なかなか続かなくて嫌になります。
であれば、たとえば得意な英語と世界史の間に、苦手な数学をはさむなど、「好きな科目の勉強の合間に、苦手科目を少しずつやる」という方法をとりましょう。
こうすれば、苦手科目も、得意科目というオブラートに包むことで気を紛らわせながら勉強することができます。
好きな科目や得意な科目から勉強をスタートすることで勢いも出ますし、モチベーションも上がりますのでお勧めです。
②三角食べ作戦
先ほどの「オブラート作戦」の応用です。
「三角食べ」とは、給食の「パン」「おかず」「牛乳」を交互にローテーションして食べるというものです。
「1つを食べ終わってから、次のものを食べる」というように、「内容」で区切りをつける方法だと1つのものだけでお腹いっぱいになってしまい、栄養が偏ってしまう、ということになりかねません。
食事は「好きな物」も「苦手な物」もバランスよく食べることで成長が促されるように、勉強も「好きな科目」ばかりに偏ってしまうと、成長できないのです。
特定の科目に時間がかかりすぎると、他の科目(特に苦手な科目)に手が回らなくなります。
苦手科目が最後に回されやすいので、気力も体力もない中でやらなければならないのは、かなりキツイです。
英語が終わったら国語、国語が終わったら数学と一つひとつ片づけていくのではなく、英語を30分、国語を30分、数学を30分とやって、また英語を…のように、複数の科目を少しずつ、回しながらやっていくと気分転換になり、集中力が持続します。
もちろん、1つのことが終わらないうちに次のことに手をつけるのは抵抗があるという気持ちはよくわかります。
でも、勉強は何よりも「バランス」が大切です。
特定の科目で大きく失点してしまうと、せっかく得意科目で稼いだ点数が台無しになってしまうのです。
80点を100点に上げるよりも、20点を60点に上げる方が短時間で、かつ全体の成績が上がります。
苦手科目を克服し、バランスをとるために「内容」よりも「時間」で切ってローテーションすることを勧めます。
③「急がば回れ」作戦
階段の段差があまりに高ければ、どれだけ足を伸ばしても届かないどころか、ヘタをしたらけがをする危険もあります。
学習においても、大きすぎる段差を無理やり乗り越えようとして、結局上に進めないこともあります。
まず、自分の学力にあった内容を学習することが大切です。
苦手科目で自分に合っていない難易度のものをやるのは、ゲームでいきなりボス戦を戦うようなものです。
間違いなく即死します。
自分には難しすぎると思ったら、まずは基礎問題から始め、レベルを少しずつ上げて自信をつけながら応用へと進むこと。「急がば回れ」です。
苦手な科目は特に、初歩の初歩まで戻りましょう。
まずは雑魚キャラの「スライムくん」を倒すところからです。
でも、苦手な科目はまず「何が初歩なのか」ということがよくわからないものですし、自信をもって勉強を進められないものです。
苦手な科目は特に、たくさんの先生方に質問をしに行ってほしいと思います。
苦手な科目の先生ほど、なかなか質問に行きづらいという気持ちは、すごくよくわかります。
でも、自分で解決できない問題の答えは、これまでたくさんの生徒と接してきた先生にしかないのです。
「自分がその科目が苦手であること。自分ではなかなか勉強法の見通しが立たないこと」を説明した上で今の自分の状態を正確に伝え、「どこまで戻って学習すれば良いのか」を聞いてみてください。
ファーストオピニオンでしっくりした答えがもらえなければ、セカンドオピニオン、サードオピニオンと意見をもらい、その中で自分に最も合ったものを選択してください。
どんなに初歩的なことであったとしても、確実にできるようになったら絶対に自信になります。
苦手な科目ほど、自信の積み重ねを大切にしてください。