どんな潜在的な力を持っていたとしても、それを磨かなければ凡人と同じです。
たとえば、ダイヤモンド。
ダイヤモンドを鉱物学的にみると、炭や鉛筆の芯とまったくおなじ成分、炭素(C)からできています。
炭とダイヤモンドは、全然違う物質のように見えますが、構成する原子は同じなのです。
原子の結合の仕方や、研磨の仕方が、炭か、ダイヤモンドかを分けます。
ダイヤモンドは、地下100kmという、とても深い所でできます。
このような深い所は、高温、高圧で、回りからかなり強い力でおさえつけられています。
たくさん圧力がかかるからこそ、炭素のつぶは強く結びつけられ、ダイヤモンドになるというわけです。
また、ダイヤモンドも、磨かなければただの石ころです。
かたちに合わせてカットをし、研磨するからこそあれだけの輝きを放つわけです。
圧力により結晶を結合させ、どう磨くかということが、輝けるか、そうでないかを決めるわけです。
人間もまったく同じで、圧力を成長する力に変えて、一生懸命自分を磨かなければ輝きを手にすることはできません。
受験生は、人生の中で最も密度が濃い時間です。
つまり、最も自分を磨くチャンスを得られる時間なのです。
「なんとなく過ごすこと」は、いくらでもできます。
でも、それはきっと全然楽しくないはずです。
受験生のときの成長力は特別です。
受験生には、長い人生の中で、そのときだけしか得られない輝きがあります。
ただ、この輝きを手に入れられるかどうかは、すべてここからの自分の努力にかかっています。
せっかくやるからには、何かを一生懸命やってみたり、熱くなったりするほうが間違いなく絶対に楽しいです。
失敗したり、挫折したりするリスクは当然ありますが、何度失敗しても、何度挫折しても立ち上がって愚直にチャレンジし続けること。
それが、後で何度も何度も振り返ることになるような貴重な経験になります。
そして、高校を卒業したあとも、自分を励まし続けてくれる糧になるのです。
そのために、高い目標を描き、それを達成していくための努力をしましょう。
ダイヤモンドになるか、石ころや炭のままで終わるのか。選ぶのは自分自身です。