英語が苦手な人は、受験では絶対に通用しません。
受験科目として、英語は圧倒的な重要性を持っています。
英語が得意な人は、受験する大学から次々と合格通知をもらうのに対し、英語が苦手な人は受験する大学から次々と不合格通知をもらうことになります。
これは文系でも理系でも共通しています。
英語からは絶対に逃げられないのです。
逆に、英語が得意になれば、受験の様々な問題の半分は解決したと思って良いです。
英語は成績が伸びるまでに一定以上の時間を要する科目です。
人によっても違いはありますが、正しい努力をし始めてから実力がつくまでに半年以上はかかります。
英語の入試問題で最も大きなウェイトを占めているのは長文読解です。
大学によっては入試問題の大問がすべて長文読解ということもめずらしくありません。
英語が苦手な人は、この長文読解で大量失点をしてしまいます。
英語は、①単語、②熟語、③構文、④文法という4つの要素がそろってはじめて実力がつきます。
周囲が4枚の板から成る桶に水を張ることを想像してもらうといいと思います。
この4枚の板のうち短い板が1枚でもあると、その板にあった長さしか水を貯めることはできません。
4枚の板がバランスよくそろうことで、たくさんの水を貯めることができるようになるというわけです。
この4要素のうち、最優先すべきは単語です。
語彙の量が不足していると、リーディングだけでなく、リスニングやライティングでも苦戦します。
何よりも最優先で英単語帳を1冊マスターしましょう。
英単語帳を1冊マスターできる根気は、受験で成功するか、しないかの最大の関門と言って過言ではありません。
また英単語帳をマスターしていない人は何より最優先で、英単語をやってください。
英単語の勉強の仕方については、「ヒンドゥーメソッド」のところで書きました。
次に熟語です。
長文読解の中でも、熟語の知識を問う単純な穴埋め問題や、英文解釈の問題が出題されることも多くあります。
「頻出問題集」でこれも早めにマスターする必要があります。
前置詞のイメージがつかめていると熟語のマスターが早くなります。
構文というのは、文の構造をとることができるようにすることです。
S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)がきちんととれるようになることで、長文読解の精読が可能になります。
最後の文法ですが、これも基礎的な部分からきちんとマスターしていないと、簡単なところでミスを連発してしまうことになります。
文法は長文読解に必要な上、長文読解の中でも文法知識が問われるような問題も多く出題されますので、文法を必要ないものだとしてバカにしてはいけません。
文法問題を解くときには、「根本理解」が不可欠で、「頻出問題集」で問われている問題と形が変わると解けなくなってしまう、という人は明らかに理解不足です。
基本的な文法書に立ち返って、理解を深める必要があります。
この4要素がそろうと、4要素が身についてくると、まず起こる最初の変化は、英語の授業がよくわかるようになってくることです。
こうした変化が感じられるかどうか、ということが大切です。そして、次に、今まで読めなかった長文が「急に読めるようになる瞬間」というものが訪れます。
それまでは、時間をかけてじっくり勉強することが大切です。
英語は言語なので、正しい方法で努力すれば、誰でも必ず実力がつく科目です。
大切なのは、模試の成績などにすぐに反映されなくても努力を続けられるかどうかということです。
「根気強く、コツコツと続ける」というのが語学の習得においては最も大切ですので、覚悟を決めて続けていってください。