勉強する際に最も大切にしてほしいことは、「より深く理解したい」という思いです。
「もっと、もっと知りたい」という純粋な知的好奇心です。
勉強をするということは、真理を探究するということです。
受験があるから勉強するという考え方では、結局物事の本質に到達できないまま、浅い理解にとどまってしまいます。
受験レベルに限っても、入試問題を解いていると、物事をどれだけ深く理解しようとする姿勢が問われていることがあることがわかります。
答えを見つけることも大切ですが、それ以上にはるかに大切なことは、実は「問いを発見すること」なのです。
勉強する中でたくさんの問いを発見し、問いと向き合うことによって、さらに興味・関心や理解が広がっていくのです。
素朴な疑問の中にこそ、より深く物事を理解するためのヒントがあるのだと考えています。
「そんなに小さなことにこだわっていたら前に進まず、効率が悪い」
「機械的に暗記した方が速いではないか」
と考える人もいるかもしれません。
でも、実はこうした考え方は逆に最も効率が悪い、真理から最も遠い考え方なのです。
自分自身の疑問を大切にしてください。
授業中や、自分が勉強していく中で、ふっとわいてきた疑問は、すぐに消えてしまうことがあります。
でも、こうした疑問はとても大切な宝物です。
自分が感じた疑問は、感じた瞬間に必ず書き留めておいてください。
これは受験勉強に限らず、一生勉強を続けていく上で最も大切な習慣です。
書き留めた疑問は、自分で調べたり、友達と一緒に考えたり、先生や教授に質問に行きましょう。
質問に答える時間は、自分が一番大好きな時間です。
自分もすべての質問に答えられるような知識は持ち合わせていません。
でも、素朴な疑問ほど、実は非常に深い真理や、本質につながっていくことがあります。
解決をしなかったとしても、質問に「あーでもない、こーでもない」と一緒に考えながら、少しでも真理に近づきたいという思いです。
すぐに解決をしなくても良いのです。
今、ふっとわいてきた疑問は、一生をかけて追究していく疑問かもしれないからです。
「理解した!」と思ったら、またさらに疑問がわいて、もっと、もっと深く知りたいと追究していくような、一生をかけて真理を探究していくような姿勢を大切にしてほしいと考えています。
秘密や不思議に満ち溢れた世界を解き明かしていくことが成長や進歩につながる、というだけでなく、単純にどこまでもおもしろいのです。
「もっと、もっと知りたい」という思いを共有して、一緒に真理を探究しましょう。