卒業生が遊びに来たときに話していたときのこと、勉強に一番近いのは筋トレかもしれない、という話になりました。
筋トレの原則の中に、「反復性の原則」というものがあります。
トレーニング効果を出すためには、どんなに優れたトレーニングでも数回やっただけで効果は現れません。
反復して継続することで、はじめて効果が現れるのです。
最初は神経と筋肉を繋げていく時期です。
現状使えていない筋肉を使えるようにする「神経と筋肉の促通時期」というのが、一般的に4~8週間ほどあります。
その時期は、トレーニングで扱うことのできる重さなどの変化はありますが、筋肉量に変化は見られません。
実際に筋肉量に変化などが起こるのはこの後になります。
つまり、一定期間続けることで始めて成果が表れるのです。
勉強も成果をあせってはいけません。
まずは毎日続ける習慣を各メニューで確立することです。
英単語、暗誦例文、リスニングなど、毎日続けていると一定期間過ぎた時から成果が少しずつ表れてきます。
ストイックにコツコツと積み重ねて自らを鍛え上げていくという感覚において、筋トレと勉強は非常に近いものがあります。
また、筋トレの原則の中に、過負荷(オーバーロード)の原理というのがあります。
日常生活以上の負荷をカラダに与えなければ、トレーニングの効果は現れません。
トレーニングをしていてもいつも同じ負荷では、カラダが刺激に慣れてしまうため効果が現れにくくなるのです。
ですので、あまりに軽いダンベルを何度も持ち上げても筋肉はつきません。
筋肉をつけるためには、一定以上の身体に負荷がかかるダンベルを持ち上げなければなりません。
少しずつ背伸びをして、負荷がかかる状態を目指していくことが筋力の増強をもたらします。
筋トレをすると、筋繊維は破壊されます。
筋トレによりわざと筋繊維を壊すのです。
すると、寝ている間に摂取したタンパク質を使って体が筋繊維をつなぎ合わせます。
その時に、以前よりも筋繊維が太くなって回復します。
これが「超回復」と呼ばれる筋肉がつくメカニズムです。
勉強でも毎日少しずつ反復量を増やして、解く問題の難易度も少しずつ上げていくことが大切です。
負荷がかかる問題を試行錯誤しながら取り組んでいくことで、古い思考の枠組みが壊れ、新しい思考の枠組みが構築されています。
もちろん、負荷がかかる問題は心がくじけそうになることがあります。
でも、背伸びをして無理をしてでも試行錯誤しながら、問題と向き合っていくことで、はじめて入試を突破する力がつくのです。
背伸びをし続ける姿勢を忘れないようにしましょう。