なぜ勉強をするのか?

なぜ勉強をするのか?

勉強をする中で必ず、向き合わなければならない問いです。

ぜひ、じっくり自分の答えを探してください。

「なぜ勉強をするのか」という問いに対する答えは無限にあります。

1つの答えとして、「より深く物事を理解できるようになるため」という考え方があります。

勉強するほど、1つのことにたくさんの意味を見いだせるようになります。

サッカーを知らない人でも、シュートしてゴールが決まった瞬間、感動できます。

ところが、選手が送ったパスがうまく通らずに、ゴールにつながらないと、「あー、なんであんなところに蹴っているんだ」と残念がります。

でも、サッカーを勉強している人は、「今のパスはゴールにならなかったけど、うまかったね」と感じることができます。

それは、パスの意味を理解できるからです。

なぜ、あの角度、あのスピードで、誰もいない空間に選手がパスを送ったのか、サッカーを勉強していればその意味をくみ取ることができます。

意味をたくさんくみ取るためには、勉強することです。

1枚の絵に感動できるのは、その絵の中に多くの意味を見出せるからです。

意味を1つしか見出せなかったら、感動できません。

絵を描いた画家の当時の状況、絵のテーマとなっている出来事、絵が描かれた社会状況や歴史背景、同じテーマの他の絵との違い、絵の中に描かれたモチーフの意味などを勉強をすれば、1枚の絵に10個も100個も意味を見出せるようになります。

オーケストラの音楽に感動できるのは、演奏者の技術力や表現力のレベルを感じることができるからです。

音楽の勉強をしているからこそ、曲が表現している深い世界を理解し、感動することができます。

将棋を勉強している人であれば、勉強すればするほど、プロの棋士が指す1手1手にどんな深い意味があるのかということがわかるようになります。

対局が終わった後に、どの局面が最も重要だったのかということや、どの手が最も斬新だったのか、ということを理解し、感動できるようになるのです。

以前、世界史の授業でヨーロッパで科学革命がおこった背景について勉強しました。

ヨーロッパで自然科学が発達したことは、宗教的な情熱に基づくものでした。

宗教と科学というのは、一見すると矛盾する概念です。

ところが、ニュートンをはじめとしたヨーロッパの多くの科学者は、宇宙や自然界の法則を解明することは、神のつくった世界をより深く理解することであり、神の栄光をたたえることになると考えました。

こうして、神の摂理を解明するためにヨーロッパでは科学が飛躍的に進歩し、文明を発展させていったのです。

こうした研究の原動力になっていたのは、神が世界をどれだけ精密につくったかという感動です。

研究が進めば進むほど、自然や生命というものがいかに不思議に満ちたものなのかということがわかってきています。

勉強することで、以前は理解できなかったものが理解できるようになるほど楽しいことはありません。

今やっていることは、世界をより深く理解できるようにしていくための勉強であるということを自覚して勉強をしていきましょう。

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