
「現代文はどうやって勉強すればいいですか」という質問は多いです。
読書量を増やしなさいというのが一番の正解です。
ただ、これは長期継続的にやっていくべきことなので、速効性はありません。
現代文の成績を上げるためには、テクニックを知ることです。
そして、テクニックを実際の問題でどのように活用していくのかというのを演習によって使える状態にしていきます。
現代文の選択肢の問題は、「正しいものを選べ」ではなく、「最も適当なものを選べ」という問題文の指示になっています。
この違いを理解することが、現代文の成績を上げるためには大切です。
田村の現代文講義Ⅰ(代々木ライブラリー)田村秀行著という参考書が、選択肢を吟味する手段を明確にしています。
非常に迷うのは、図①の(3)・(4)です。
(3)・(4)はどちらも文章には書いてあるのです。
ここで、どちらがより核心をついているのか、という思考が大切になってきます。
(3)は表面的なことしか言っていないに対して、(4)はより核心をついています。
よって、(4)の方が正解となります。
また、(8)と(9)も多くの受験生が迷うところです。
図②で、円xとyの両方を述べることが核心で正解とすると、核心をついていない(8)がボケ、(9)はxのことしか言っていないので不足です。
ほとんどの選択肢が(1)~(9)のどれかに分類されます。
混沌とした選択肢の問題も、鮮やかにすっきり図示することで明確な根拠をもって正解にたどりつくことができます。
ここまでの説明だけではわかりにくいので、もう少しわかりやすく説明します。たとえば、円が好きな異性のハートだとします。ハートの真ん中を射止めた矢が正解です。
(1)アサは愛情が浅すぎてハートに届かない
(2)×は逆に相手を嫌っている
(3)(4)を比べるとより深くハートを射止めた(4)が勝ち、よって(4)が正解
(5)スギは愛情の思い込みが強すぎてストーカー状態
(7)ズレは愛情表現がズレて痛々しい状態
(6)ナシは異性に無関心
(8)ボケは告白しているのに言葉がうまく伝わらなくて意味不明
(9)不足は不器用で言葉が足りない
このように、選択肢を性格分けすることで、間違いが少なくなります。
現代文の選択肢の判断に迷った際は、選択肢の仕分けによって選択肢の吟味をするようにしましょう。