「学ぶことは義務」であり「多くのことを学ぶこと」は神を称える行為

「タルムード」にあるユダヤ人の格言を紹介します。

①「金を貸す」のは断ってもよいが、「本を貸す」のを拒んではいけない。

ユダヤ人は昔から「本の民族」とか、「学問の民族」と呼ばれてきました。

人間にたとえれば、ユダヤ人にとって学問は血のようなものでした。

血液が流れていない人間がいないのと同じように、学問の無いユダヤ人などは考えられないのです。

学ぶことを宗教的な義務にした民族は、世界に他に例がありません。

人間は、誰でも生まれてから少年期に達するまでに、言葉を覚えます。

それなのに、世界の各民族を見ると、近代が始まるまで、エリート以外は多くの人が読み書きできませんでした。

しかし、ユダヤ人は言葉を習うと共に『聖書』や『タルムード』を学ぶために、読み書きを教えられたのです。

そして、学問は神の言葉であるから、万人の共有物であると教えられました。

ユダヤ人には今日でも、この伝統が脈打っているのです。

②「祈るときは短く、学ぶときには長い時間をかけよ」

これは意外な格言です。

神を何よりも尊重するユダヤ人が、「祈るときは短く」と考える真意はどこにあるのでしょうか。

ユダヤ人は神に祈るときは、「人間がこちらから神に話しかけている」と考えます。

一方、真理を追究して、いろいろな教えを学んでいるときは、「神が人間に話しかけている」と考えるのです。

「人間が神に話しかけること」よりも、「神が人間に話しかけてくること」の方がはるかに重要であることは言うまでもありません。

そこで、祈るときは正しい精神をもち、正しい気分をもって、短い時間だけ祈るべきであり、

ほかの時間は、時間の許す限り神が指し示した真理について学びます。

真理をきわめることが神を称えることになると、ユダヤ人は考えてきました。

ユダヤ人が長い間、知識を尊び、また知恵を尊んできたのは、学ぶということが神を称えることと同じだと考えてきたのです。

「学ぶことは義務であり、多くのことを学ぶことは神を称える行為である」

これがユダヤ人に成功者が多い理由です。

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