勉強していると必ず直面する問題、それは成績の停滞や、スランプという現象です。
一生懸命やっている人ほど、必ず停滞やスランプが起こります。
自分の調子には必ず波があるものです。
自分で波を把握して、ある程度それがコントロールできるようになっていくことが大切です。
心理学でも「成績が向上せずに、一時的に停滞してしまう状態、次の進歩のための準備の段階であるので、練習を続けることで再び上達が始まる」ということを意味する「プラトー」という用語があり、そうした状況が誰にでも起こるということが証明されています。
まず、なぜ自分の成績が停滞しているのかを考えましょう。
まずはスランプの要因を箇条書きにしてみることです。
書き出してみることで、頭の中が整理されます。
それである程度原因がわかれば、その原因を克服していけるように解決策を考えましょう。
ただし、実は「原因がよくわからない」という答えが一番多いのです。
「原因がわからない」のに成績が伸びない背景としては、以下のようなものがあります。
勉強をして,新しい知識が手に入ると、脳では知識の整理整頓が行われます。
その時、うまく整頓できない内容が含まれていると、整理整頓に時間がかかることがあります。
この場合は、整頓が終われば、その分野の知識が完成し、自分のものとなるのです。
知識はジグソーパズルのように複雑な形をしていると考えると良いでしょう。
脳が必死にパズル組立作業をしていても、あるピースが「どうしてもあてはまらない」状態になっているのです。
成績が上がらないスランプ期は、勉強がより辛く感じられるものです。
どうやっても成績が伸びないスランプの時期は、思い切って休んでしまえばいいという人もいますが、本当にそうでしょうか。
解決のために最も大切なことは、スランプの時期でも勉強はやめないことです。
メジャーリーガーで長年にわたって活躍したイチローは、スランプの対処法は?と質問されて次のように答えています。
「スランプの対処法は、対処しないことです。辛くてもそのままやってください。」
スポーツの世界でも、体の疲労回復のための休養には効果がありますが、上達するためには練習をするしかありません。
勉強においても、気分転換を越えた長い休みには効果はなく、単に時間を浪費するだけになってしまいます。
休んでいる間に、ライバルはどんどん先に行ってしまうのです。
スランプを脱出したければ、勉強を続けることです。
辛く感じるときは、やり方を変えたり、基礎練習を中心にしてみましょう。
ある時期を乗り越えると、成績が急上昇する時が突然やってきます。
続けることが、スランプを脱出する唯一の方法です。
「朝の来ない夜はない」という格言があります。
それに、「夜明け前が一番暗い」とも言われます。
試練には必ず脱出の道が備わっているものです。
しかし努力を怠る人には道は開かれません。
スランプは飛躍のための助走期間です。
スランプの時でも自分を信じて努力を続けていきましょう。