「やってもやってもできるようになる気がしない」
受験勉強で一番辛いことは、先が見えないことへの不安です。
でも、なかなかうまくいっていないときに、「必ずどこかで開花するはずだ」ということを信じて続けられるかどうかが一番大切です。
下の図のように、成績の伸び方は理想と、現実で大きく異なってきます。

なかなか思うように成績が上がらない、このギャップが心のストレスとなります。
でも、伸びない期間に必死に耐えて、あきらめずに努力を続けていると、成績の低迷が続いた後に急激に上昇する、ということが起こります。
特に直前期にこれが起こります。
「読めなかった長文が急に読めるようになった」
「あれほど苦戦していた分野の数学の問題が急に解けるようになった」
「覚えられなかった世界史の知識が急に整理された」
今まで悩んでいたことが嘘のように解消し、目の前が一気に開けていく瞬間。
まるでオセロの最後の局面で、相手の色がパタパタと自分の色に変わっていくかのような瞬間です。
どんなに辛くても努力を続けた人だけに必ず訪れる瞬間です。
この経験は何物にも代えがたい自信となります。
数字に例えていうならば、1からスタートして10をゴールとした場合。
通常1→2→3→4→5→6→7→8→9→10と成長すると普通は思います。
でも、現実は1→2→2→2→2→3→3→3→9→10のように急に化けるのが特徴です。
だからモチベーションが続かなくなってしまう人が多いのです。
1→2→3→4→5のように少しずつ成長してくれれば「おっ!成長してるな!」とモチベーションが続くのですが、1→2→2→2→3→3→3 のように変化のない時間が長いため、爆発前に伸びる前にやめてしまうのです。
変わらないものほど、変わるときには一気に変わります。
伸びないときは伸びる力を貯めているときだと考えてください。
受験勉強で必要なものは頭の良さではなく、根気です。
シドニーオリンピックのマラソン金メダリストの高橋尚子選手が大切にしていた「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」という言葉があります。
成果が見えないときは、ずっと根を伸ばし続けているときです。
「今やっている努力がいつかは花開くはずだ」と信じる力を持ちましょう。