2学期に大切にしてほしいこと

これまで高校3年生を担任してきて、2学期の面談で一番多かった相談は、「周りはできているのに、自分だけができない」というものです。 夏休み中にスランプを経験した人もいるかもしれませんが、スランプになるとマイナス思考になり、つい周りと自分を比べ、自分の悪い所ばかりを探してしまうのです。 他人と自分を比較するのはやめましょう。 2学期に大切にしてほしいのは、他人と自分を比較するのではなく、自分自身が毎日どれくらい変化しているかです。 正直、毎日の変化は見えづらい時期もあります。 一歩進んで二歩下がっているように感じることもあるかもしれません。 それでも、軸は自分自身の中に持ってほしいのです。 その際に、数字や判定だけを物差しにして計るのはやめてください。 正直、数字や判定は後からついてくるもので、リアルタイムなものではありません。 大切にしてほしいのは自分自身が進めた内容や、自分自身の感覚です。 進めた内容というのは、「今日は単語・用語をこれだけ覚えた」、「問題集のページがこれだけ進んだ」、「この単元をマスターした」、「過去問を解いて弱点を洗い出した」ということです。 自分自身の感覚というのは「1つ積み重ねた」、「前に進んでいる」、「以前にできなかったことができるようになっている」という感覚です。 受験勉強は単調な反復が多いものですが、単調な反復の中に充実感が感じられるようになってくると、実力がついてきます。 昨日の自分からどれくらい変化したかということを大切にし、志望校との距離を少しずつ詰めていきましょう。 また、周りも自分と同じくらいか、それ以上に苦しみながらがんばっているのです。 周りに対して自分ができることをしましょう。 また、自分が苦しい時は遠慮なく周りに助けてもらいましょう。 自分ができることは教えてあげる、自分ができないことは教えてもらう、という姿勢が大切です。 努力を続けていれば必ず開花する瞬間があります。 高校3年生の2学期、現役生は飛躍的に成長するときです。 これまで5年半過ごしてきた学校生活の集大成が表れるのがこの時期です。 一方、これから学校で過ごす一日一日は、もう二度と帰ってこない日々です。 高校生の頃のことは、一生の思い出、一生の財産になります。 一瞬一瞬を大切にしてほしいと思います。 学校生活を通じて学んできたことを最大限発揮していきましょう。 2学期の行事は、文化祭と運動会だけですが、行事のような非日常だけでなく、何気ない日常を充実させることを大切にしてほしいと考えています。 勉強については、みんなで楽しんでしまうことです。 今までは苦しいものでしかなかった勉強が、「勉強楽しいかも」と思えてくるのがこの時期でもあります。 授業をみんなで楽しんだり、問題を出し合うことを楽しんだり、勉強を教えあうことを楽しみましょう。 修行のように自分と向き合って勉強する時間も大切ですが、みんなで過ごす時間は、みんなで勉強を思いっきり楽しんでください。 高校生活の中で、最も密度の濃い毎日を過ごしてほしいと思います。 後で何度も思い返して、何度も励まされるような日々を過ごしていきましょう。

 

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