以前に問いをストックすることが大切であるという話をしました。
これは普段の授業に限らず、小説、映画、演劇などでおもしろい作品に触れたときでも同じです。
おもしろい作品に触れると、問いが自分の中にたくさんストックされてき、様々なジャンルを横断して思考する楽しさを味わうことができます。
でも、肝心なのは「おもしろい」と感じる自分自身の「興味」です。
「興味」と「問い」というのは相互作用のようなもので、「興味」が「問い」を深め、「問い」が「興味」を深めるという関係にあります。
自分自身が何を「おもしろい」と感じるのかという興味のセンサーを磨いていくことこそが、人生で最も大切なことです。
興味こそが思考のエネルギーとなります。
誰もが知識や技術のないところからスタートします。
強いか弱いかは、知識の有無や、技術の有無ではなく、エネルギーがあるかどうかです。
どんなにできる人であっても義務だから仕方なく勉強している人は、自らの知的好奇心、知的探究心を満たすために勉強している人に勝てません。
エネルギーは常に興味から生まれます。
知識からは生まれません。
知識は結果でしかないからです。
勉強がうまくいかない人は、知識がないのでなく、興味がないのです。
知識で負けても恥ずかしいことではありません。
それは一時的な負けに過ぎないからです。
でも、興味で負けるのはダメです。
興味さえあれば、知識で負けた相手にいずれは勝てます。
興味で負けるということに悔しさを感じる人が、将来の強い自分を引き出せるのです。