過去問に打ちのめされることがスタートライン

過去問を解いていると、あまりの難しさに打ちのめされることがあります。

また、どうやったらこれだけのものが時間内に終わるのかと、途方に暮れてしまうこともあります。

プレ模試を受けてみたけれど、不安を増幅するだけに終わり、このままではどこを受けても受からないのでは、と感じてしまうこともあるかもしれません。

今、そういう思いでいる人は、はじめてスタートラインに立っていると思ってください。

受験でもなんでもそうですが、最も試されているのは「回復力」ですので、これから過去問で何度打ちのめされても、ゾンビのように何度でも立ち向かっていく姿勢を大切にしてください。

過去問に打ちのめされるのが嫌で遠ざかってしまうと、伸びるチャンスを逸してしまうので、自信を失うのが怖くても、しっかり取り組むこと。

突破のための糸口は何なのか、問題とじっくり向き合ってみてください。

解き直しを丁寧にやることが大事です。

英語はSVOCの構文を一つ一つしっかりとる。

数学は解法の手順を丁寧に確認する。

現代文はわかるまで何度でも本文を読み、設問の選択肢の間違いを吟味する。

古文は品詞分解して繰り返し音読をする。

日本史や世界史は授業プリントや用語集に立ち返って確認する。

解答、解説も出来る限り複数のものにあたりましょう。

赤本を読んでわからなければ、青本の解説も読んでみる。

解答が間違っていることもあるし、いろんなアプローチの仕方を知ることができます。

よく聞かれるのが、過去問の数をこなすことと、一年分を丁寧にやることのどちらが大切か、ということです。

両方大切なのですが、最初から数をこなすことばかりにとらわれて、あせらないことです。

最初は丁寧に、慣れてきたら少しずつ数をこなせるようにしていきましょう。

どれくらいのスピードで解けるかについても、最初からスピードばかりを重視するとうまくいきません。

訓練ですので、毎回時間を必ず計って、時間内に配分を考えて解いていくうちに少しずつタイムは縮まっていきます。

自己採点できる場合には、解けた問題数を全問題数で割って得点率の%を算出しましょう。

毎回しっかり分析していけば、必ず突破の糸口が見つかります。

今、自信を喪失して、折れてしまいそうな人はここが一番の踏ん張りどころだと思ってください。

試練を乗り越えられるのか、乗り越えられないのか。

途中であきらめず、「できるようになるまで」やれるか、やれないか。

その違いが全てです。

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