最初のホームルームで話したいこと

これはおもしろかった。

入学式の日の最初のホームルームや、新年度の最初のホームルームで話したい。

『スキップとローファー』は、現在「月刊アフタヌーン」で連載中の漫画で、アニメ化もされている。

石川県の過疎地で育った真っ直ぐな性格の少女が、中学卒業を機に東京の進学校へ入学する。

そこで今までの人生の中で会ったことのなかったタイプの友人たちと知り合っていくという物語。

物語を読んで大きく心を動かされたのは、主人公と友人たちとの時間が眩しいくらいにキラキラしているということ。

高校生の間に友人と過ごす時間は、特別な時間なのだということを改めて感じた。

近年、「スクールカースト」、「陰キャ」、「陽キャ」など、特定の枠組みのもとにクラスメートを分類し、同じ枠組みに分類された友人としか付き合わないというような状況がある。

でも、この作品を読むと「なんてつまらないものに縛られているのだろう」と思う。

登場人物はそれぞれ魅力的で、素直で純粋かつ天然な性格の美津未(みつみ)、クールな美少女の結月(ゆづき)、心根は優しいのにコンプレックスから計算高い性格になってしまったミカ、内気で陽キャに苦手意識を持つ誠(まこと)。

タイプが全く違う彼女たちは、そのままならきっと友達にはならなかっただろう。

しかし、みつみの人を差別しないフラットな眼差しに影響され、しだいに互いが大切な存在へと変わっていく。

人との出会いを縁だと感じられるかどうか、一生の出会いにしていけるかどうか、というのは、相手に一歩踏み出していく勇気だと感じる。

同じクラスの人に、たまたま席替えで近くの席になって話しかけたら一生の付き合いになる、ということもあるかもしれない。

最初のきっかけは些細なものであったとしても、その些細なきっかけを大切にしてほしい。

自分で勝手にクラスメートにラベルを貼り付けて、自分と同じラベリングだと判断し、分類した友人としか付き合わない、なんてもったいないですよ。

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