驚くように伸びていく生徒の特徴は、「自分がどこまで出来るかを試してみたい」という純粋な好奇心があることです。
高校3年生で国立文系クラスを担任したときのこと、年度の始めに医学部を目指したいということで進路変更の面談をしたことがありました。
面談では、「医療が十分に行き届いていない国で、自分の力を役立てたい」という熱い夢を語ってくれました。
通常であれば文系から理系に進路を変えるというのは、非常に厳しい道です。
ですが、自分の力を世の中のために使いたい、というまっすぐな気持ちがあれば、どんなに厳しい道でも切り開いていけるだろう、と感じました。
その生徒は一年間猛勉強して、医学部に合格しました。
そして、現在も医師になる道を一歩一歩進んでいます。
この生徒とは別に、つい先日、卒業生が訪ねてきました。
就職の報告をしてくれたのですが、ベンチャーにしたとのこと。
大企業の中で組織の歯車として働くより、自分の力を最大限発揮できるところを環境として選びたいという熱い気持ちを語ってくれました。
大変優秀な生徒だったので、大企業も引く手あまただったと思うのですが、ベンチャーを選んだ、というところに強い意志を感じました。
いろいろな生き方がある中で、安定志向ではなく、リスクを取って自らを成長させる道を選びたい、という部分だと思います。
今、進路に迷っている人もいると思います。
その際に、心がけてほしいことがあります。
自分の可能性に蓋をして「どうせ自分なんて」とどこかで思ってしまっていたら、本当にもったいないことです。
どうせやるのであれば、自分が本当にやりたいことが何かを徹底的に考えて、自分の可能性をとことん試してみましょう。
もちろん、失敗の連続だと思いますが、自分が本当にやりたいことを実現するために生きているという感覚が、生きていくうえで本当に大切だと思っています。
「誰かに言われたことをやって生きている人生」ではなく、失敗だらけだったとしても「自分の人生を生きている」という感覚が何よりも楽しいのです。
自分の進みたい進路を、とことんやって実現したいという気持ちをいつでも応援しています。